妊娠・出産する多くの方が、できたらいいな、と考えている男女の産み分けですが、実際のところどれくらいの制度で行われているのでしょうか。
統計学的に見た男女の産み分け
実は産み分けによるかっこたるエビデンスはかなり乏しいのが現状です。
数少ないエビデンスを参考にしていくと、通常何の手も加えないで妊娠、出産の経過をたどった場合、男女の比率は男児55%、女児45%ほどであるといわれています。
一方で、もっともポピュラーに使われているパーコール法と呼ばれる選別方法を使用した場合、双方6-7割の成功率となり、自然に妊娠するよりもやや確率が高いであろう、というところが現状です。
しかし、これはあくまで医療機関で実施するパーコール法と呼ばれる科学選別を行った際の確率であり、かっこたる信頼性があるとも言い切れないのが現状であり、まして民間で行う産み分けに関しては、信頼できる統計はありません。
ただ、多くの妊婦がさまざまな産み分け法によって出産を試み、実際に淘汰されていく中いまだに残っていることを考えたとき、また医学的な人体の機序から考えて、必然的にこういう結果が導きだされるというものによって構成する産み分け法に関しては、民間の得体の知れない物質の摂取や祈祷といったものに比べれば、信頼がおけるといえるでしょう。
医学治療における産み分け
では実際に産み分けが行われている現場はどのようなものとなっているのでしょう。多くの産婦人科では、通常の妊娠・分娩を行う女性のほかに、遺伝的に早期問題が発見された方を対象とする治療としての産み分けがすでに実践されています。これは、児の性別を決める精子のXとYの遺伝子型、そしてそれぞれの精子における特性を利用し、膣内の環境状態を変化させることで、より人体の機序に基づいて産み分けを実践するものです。
こうした産み分けの場合、各クリニックによって差はありますがおおよそ80-90%の確率で産み分けを実践していることが多く見受けられます。
しかし、こうした治療はあくまで先天的な生殖遺伝子による遺伝疾患のリスクが判明している場合にのみ適応となり、健常なパートナーでは実施できないも現実です。生殖遺伝子にかかわる疾患は、疾患を抱えたX遺伝子を保持していることが原因となります。
例としては血液凝固因子が産生できないために血が止まらなくなる血友病、筋力が低下してしまう筋ジストロフィーや、赤緑色覚異常などがあげられます。これらの発病因子をもつX染色体が、女性の場合はXXのうち両方持つと発病すると考えら得ています。一方で、男児の場合には片方がY染色体で構成されていますから、母親から発病因子が陽性のX染色体1つを受け継いでしまうと、その時点で発病します。こうしたリスクを回避するために、あえて性別を決定しての出産という治療が実施されています。
まとめ
一般的には治療としてのみ科学的な産み分けが適応であることが判りますね。ですので、リンカルやマイカルを利用しての産み分けは、タイミングをしっかりと見て実行していくようにしましょう。
